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イングランド・プレミアリーグ観戦ガイド

サッカー関連の記事をUpします。

記事を書いたのはサラ・ライアル(Sarah Lyall)さんです。元記事はここにあります。

イングランド、プラミアリーグ観戦の記事です。

~~ここから~~

イングランド、プレミアリーグ、ゲーム観戦ガイド

イングランド、ニューカッスル・アポン・タイン(Newcastle upon Tyne)にて――その日、ニューカッスル対リバプールの試合は正に始まろうとしていた。入り口ゲートに立つ警察官が、酔っぱらったリバプール・ファン数千人が陣取るアウェイ席に座る人々へ助言している。

「この時間だと、やつらいつもより少し酔っぱらっていると思います。」警官はアウェイのサポーターたちについて言った(それは午後5時45分だった)。「あなたはニューカッスル・サポーターですか?」

私はよく判らなかった。

「そうじゃ無いと言ってください。リバプールを応援している限り問題は起きないでしょう。」そう彼は言った。彼は心配そうだった。「リバプール・ファンは赤を着ているやつらですよ。」

プレミアリーグ・サッカーの人気は世界的に、かつて無いほど上がっている。英国観光局による2011年の統計によれば、アメリカ人61,000人を含む、約900,000人の旅行客が2011年シーズンの試合を観戦している。リーグは212の地域へ放送しており約7億2000万世帯が視聴していると思われる。アメリカ人の視聴者もどんどん増えている。

しかし、英国プロサッカーの試合を実際に観戦することで経験する、戸惑いだとか、高揚感だとか、興奮、疲労に対して、テレビは何の教訓も与えてくれない(最初の教訓、どっちを応援するか決めること)。丁度終ったばかりの昨シーズンを元に、実際のゲームを見に行くなら、どんな事態が予測されるのか、この記事で手引きを提供してみよう。

実際の試合は、おそらくあなたが見慣れているものよりずっと騒々しいだろう。家庭で見ている時よりも感情の起伏はずっと高い。周りの人間は酔っぱらっているだろう。天気はきっと悪いに違いない。多くのサポーターは、たぶん既にご存知かもしれないが、それこそ一番大声で歓声を上げている人でも、あまり楽しそうには見えない。そしてその感情を、口汚い言葉の見事な組み合わせで口走っているだろう。その居心地の悪さ、騒音、荒々しさ、巧みさ、歓声、悪口雑言、抑えようの無いエクスタシー、荒々しい絶望、愛、憎しみ、これ等全てが儀式の一部なのだ。シーズン終わりの成績に殆ど影響しない、本質的に一番重要で無い試合であったとしてもだ。

今日のプレミアリーグは、実際のところ、古い時代の経験を近代的環境のもとでなぞっているようなものだ。その雰囲気は依然として緊迫してはいるが昔に比べると大きく変わった。1970年代、80年代、そして90年代初頭の暗黒の日々、英国サッカーと言う言葉が、犯罪とか暴力とかフーリガンとか言う言葉の代名詞であった時代に比べたら。

それはヒルスボローの惨劇の時代、ブラッドフォード・シティーの惨劇の時代、そしてヘイゼル・スタジアムの惨劇の時代だ。時としてスタジアムの観客が、気絶するほど殴られたり、火をつけられたり、押しつぶされて死んだりしていた時代。試合が中止され、イングランドのチームが国外で競技する事を禁止された時代。立ち見客のみのスタンドを混乱が支配していた時代。犯罪集団のような連中が仕切るライバル・チームのファン同士が、表通りやスタンドだけでなく、試合の最中にグラウンド上でも喧嘩していた時代。ヨーロッパ大陸のタフなファンがイングランドのならず者たちを恐れていた時代だ。

小さな暴力沙汰はそれでも時おり起きている。最近ではミルウォール(Millwall:チームのモットーは「No One Likes Us, We Don’t Care(皆俺たちを嫌いだが、知ったこっちゃ無いさ)」で、ロッド・スチュアートのセイリングの曲に合わせて歌う)のファン同士が、ウェンブレイで行われていたウィガン(Wigan)相手のF.A.カップ、セミファイナルで喧嘩を始めた。ニューカッスルでは、ホームのファンがサンダーランド(Sunderland)相手に負けた後、暴れ始めた(あるファンは警官が乗った馬の首にパンチを浴びせていた)。しかし大まかに言ってサッカーはより平和になった。危険なフーリガンは試合場に入れなくなっている。彼らの顔写真は回覧され、監視カメラでも捕らえられる。彼らのひいきチームが海外で試合する時はパスポートを取り上げられる。彼らの居る場所は常に把握されている。

今では子供や女性でも試合中安心していられる。誰かに殴られるなんて事は少なくなった。1990年代初頭まで存在したプレミアリーグの立見席はもう葬り去られた。その事はファンにとって、予めチケットを買って決められたシートに座らなければならない事を意味している。固まって座ることは出来ないし簡単に特定されてしまう。警官や守衛は群集を監視していて、酔っぱらっていたり、暴力を振るっていたり、何か投げていたり、人種差別的な暴言やその他の悪口雑言を放っている人間を排除してくれる。

「いわゆる公共の場での混乱、70年代や80年代末にイングランドのフットボールに蔓延していたような混乱はかなり減っている。」ブライトン大学でスポーツおよびレジャー文化に関するリサーチ・フェローをしていて、「Ingerland:Travels with a Football Nation(インガーランド:フットボールの国を旅する)」の著者、マーク・ペリマン(Mark Perryman)は言う。

「今日のフットボール観戦は、昔とは完全に異なる種類の経験になるだろうね。」

彼が子供だった70年代、アストン・ヴィラ(Aston Villa)のファンは、間近に迫ったチェルシーとの試合で、事故が起きないなんてほとんどありえないと言っていたものだった。

「立見席で自分のチームが得点したら、全員が前のめりになるだ。前列の人は壁に押しつぶされてしまう。」彼は言う。「若い奴らはグラウンドに落っこちてそのままいなくなっちゃうんだ。まあ、いなくなった方がましだけどね。」

しかし、かりにライバル・チームのファンの横に座って、恐怖を感じずに怪我もしなかったとしても、もしあなたがアメリカから来た人間なら、英国サッカー試合の観戦は、神経にさわる混乱した経験であるかも知れない。

ルールその1:スタジアムは応援するチームによって厳しく分けられている。あなたの隣に座っているファンが応援しているチームはスポーツ史上最も偉大なスポーツチームなのだ。

「間違った側に座って試合を観戦したことがある。」47歳でマンチェスター・ユナイテッド・ファンのスティーブ・ジェームズ(Steve James)はその時のことを思い返す。とにかくチケットが欲しかったあまり、彼とその友人たち、決して静かにしてはいられない人間たちは、非常に重要な試合でノッティンガム・フォーレスト・サポーターたちの間に陣取ってしまった。「守衛たちは本当に観客を追い出すんだ。」

最近、リバプールのグッディソン・パークでエバートンがウェスト・ハムを迎えて戦った時、スタジアム内北側ゴール裏にある騒々しいグワラディーズ・ストリート(Gwladys Street)区画に陣取ったエバートン・ファンは、エバートンへの愛を表す手の込んだ掛け声をノンストップで唱え続けた。エバートンの選手たち、コーチたち、以前の選手や以前のコーチ、延々と賞賛は続く。そしてエバートン以外の全てに対する軽蔑が続く。その中にはその場にいない選手やコーチも含まれる。マンチェスター・ユナイテッドも含まれていた。

フランスの歌謡曲「アルエット(Alouette)」にあわせて唱えられたある声援は、長々と続くコール・アンド・レスポンスで出来ていて、たくさんの名前を呼び上げる。「サイコ・パット(Psycho Pat)」と「トリッキー・トレブ(Tricky Trev)」はその中に含まれている2人だった。後で判ったところでは、その人たちは1985年、クラブが最も輝いた年にエバートンでプレーしていた。その年エバートンはリーグを制覇し、ヨーロッパ・カップ・ウィナーズ・カップも制した。そして(ファンの話に従えば) 一連の不運でアンフェアな出来事に邪魔されなければ、仮借ない勝利の行進をもっと長く続けていたはずだった。

28年なんて時間はなんでも無い。イギリス・サッカー・ファンの記憶は長いんだ。

ルールその2:ファンは自分たちのチームの選手を偏愛する。もし自分たちの選手が飛び上がって、相手選手の血まみれの死体の上に降り立ったとするならば、ファンは相手選手が誤魔化しをしてると非難するだろう。

ニューカッスルでの試合で、ニューカッスル・ファンが、最近の恥ずべきエピソードをとりあげてリバプール・ファンを罵倒していた。そのエピソードとはリバプールのストライカー、ルイス・スアレス(Luis Suarez)がチェルシーのディフェンダー、ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)の腕に噛み付いた事件だった。(スアレスは10試合出場停止になった)。

リバプール・ファンはスアレスの未熟で奇妙な行為を恥じ入ったりしただろうか?そんなことはありえない。バハマ民謡「スループ・ジョン・B(Sloop John B)」の曲の一部、帰郷を待つ箇所に合わせて歌いながら、リバプール・ファンはスアレスの逞しさを賞賛した。「あいつは誰だって好きな奴に噛み付くさ」彼らは誇り高く歌う。「あいつは好きな奴に噛み付くのさ。ルイス・スアレス、好きな奴に噛み付くのさ。」

その一方でエバートンのファンは、敬意を持ってダンカン・ファーガソン(Duncan Ferguson)のことを話す。チームの伝説的選手。最初の頃スコットランドでプレーしていてエバートンへ移籍し、試合中、相手選手に暴力を振るって有罪になり、3ヶ月刑務所に入った選手だ。

試合の後ロンドンへ列車で帰るエバートンのファンに言わせれば、その事件はファーガソンの問題では無いと言う。

彼に言わせれば、相手の選手が「警官に泣きついたりするほど」タフじゃ無かったのが問題だと言う。

ルールその3:時としてあなたは、警察国家にいるかのごとく感じるかも知れない。

かりにあなたが、スタジアムへ向かう道の途中で、密集した警官隊に出会い、その内何人かは馬に乗っていて暴動対策用の金属製ヘルメットをかぶっていたとしても、驚いてはいけない。

かりにあなたが、スタジアムに入る前に、アルコール飲料とか飛び道具とかを取り上げるための身体検査をされたとしても、驚いてはいけない。

かりにあなたが、入り口ゲートを通る時、犯罪者であるかのように追い立てられたとしても驚いてはいけない。その入り口ゲートときたら、まるでエフルだとか、覗き見小屋へ入る人とかの為に作られたように非常に狭いのだ。

サザンプトンを相手にしたサンダーランドの最近の試合で、スタンドをパトロールしていた保安要員は、ありふれたののしり言葉を相手に向かって叫んでいた数人のファンを追い出した。エバートンの試合では、守衛たちが狭い通路をのぼって、立ち上がっている人々を席へ戻した。ニューカッスルでリバプールのファンは、駐車場から警官に先導されて、いわばテープで仕切られた隔離地区のような場所へ押し込められる。ニューカッスル・サポーターと直接接触させないためだ。

チェルシー対アストン・ヴィラ戦では数人のチェルシーファンが、チェルシー史上新記録となるフランク・ランパード(Frank Lampard)のゴールの後、興奮を抑えきれずに、フェンスを飛び越えてグラウンドへ乱入した(pitch invasion:ピッチ・インベージョンと呼ばれる行為だ)。数秒もしない内に守衛や職員がチェルシー区画へ駆けつけ、ファンを取り囲み、乱入者を縛り上げて連れ出した。

ここよりアルコール持込禁止サインの下に立つニューカッスルの保安要員は、自分たちは時として、なんでもありの混乱とファンとの間に立ちはだかる唯一の存在になるんだと説明した。

「仲間と腕を組んで、ファンがここを破って行かないよう願っているんです。」彼は、アウェイのサポーターがホームのサポーターを攻撃しようと、自分たちが閉じ込められた特別区画を出て行こうとする状況を説明しながら言った。彼の話では、時としてスタジアムの最上席に座るファンが下の人々めがけて何か投げ始める事もあると言う。「頭を手で守って、何も当たらないようにお祈りしているんですよ。」と彼は言った。

守衛の話では、ニューカッスルが一番最近の遠征で北東隣のサンダーランドと試合した時、ファンは特別苛立っていたと言う。試合が終わったとき、ニューカッスルのダウンタウンはほとんど暴動に近くなった。家に帰ってパーカーを脱ぐと、コインが滝のように流れ落ちたと言う。ファンが彼に向かって投げたコインがフードやポケットに入ったのだ。

ルールその4:ファンの喜び方は、すなおでは無い。

1月の試合でアーセナルは、もうひとつのロンドンのチーム、ウェスト・ハムをホームに迎えて大勝した。それはアーセナルのホーム・グラウンド、エミレイツ・スタジアムにいるほとんどの人にとって、よいムードになるべき状況を意味している(ウェスト・ハムのファンは非常に狭い区画に押し込められていて、彼らの気持ちはほとんどスタジアムのムードにカウントされない)。

しかしその場には不穏な感情が底流として流れていた。そしてアーセナルがちょっとでもミスをすると、たとえばボールを取られるとかいった事をすると、ホームのファンの一部は、ここ数年一度もタイトルを取ってないと言って、監督のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)を非難するのだ。

私のそばに座っていた一人の男は、まるで、精神病を患った家畜市場の競売人がポルノ映画のナレーションを低いモノトーンで延々と続けているかのように、アンチ・ベンゲルの呪いの言葉を連綿とつづっていた。チームが4ゴールもリードしているのに、いったい何が問題なんですか?と彼に訊いてみた。

「あのくそったれは、役立たずなんだ。」彼は言った(他にもいろいろ言ったんだが)。

こういった罵倒には2つの効果を持っている。アストン・ヴィラとの試合では、負けそうな状況に対するファンの落胆は、チェルシーのキャプテン、ジョン・テリー(John Terry)が、くるぶしの怪我による明らかな痛みを抱えて、動けずにフィールド上で横たわっている光景でのみ癒された。

最初ファンはテリーが誤魔化しをしていると言って非難した。その後ファンは立ち上がりながら唱え始める。「立ち上がれ、立ち上がれ、テリーが憎けりゃ立ち上がるんだ。」そしてさらに彼を罵倒し始める。歓声はテリーがストレッチャーで運ばれた時に最高潮に達した。

ファンのエクスタシーは自分たちのチームが得点をした時、狂気じみた高みに達する。彼らがなぜそこまで幸福なのかと言うと、相手チームのファン、自分たちのチームが得点をあげられなかった人々を、あざけるチャンスがめぐってきたからだ。アメリカの野球ファンは、たとえば7イニングに行うウェーブみたいな儀式を持っている。英国サッカーファンは、たとえば相手サポーターへ指を立てるみたいな、儀式を持っている。

「人間というのは、こういう狂った部族的モードに移行したがるものなのさ。君だってこういう憎しみのこもったムードが判ると思うよ。」サッカーについて度々書いている英国のジャーナリスト、ジョン・カーリン(John Carlin)は言う。彼は、ファンがゴールを祝う様子を、「オルガスム的憤怒(orgasmic rage)」と表現する。

「こいつは、歯ぎしりを伴う忌々しい仕事なのさ。人々はそこで喜ぶよりも耐え忍ぶことの方が多いんだ。」彼は言った。

ルールその5:食べ物はまずいが、誰もそんなことは気にしない。しかしアルコールは欠かせない。

アルコールはスタジアム内のスナック・エリアでしか飲めない。スタンドではだめだ。このルールによる腹立ちを癒すために、ハード・コアなファンは始まる前に大量に飲んでから来る傾向にある。プラスチック容器一杯のビールを列車に持ち込み、近くのパブで何時間も過ごした後にやってくる。あとはハーフタイムに飲む。スタジアムに到着した時、傍目にも酔っ払っていると入れない。しかし多くの者はこれをすり抜ける技を持っている。

その一方、スタンドではほとんど食べ物にお目にかかれない。目立つ帽子をかぶって、美味しそうなつまみの類を売り歩く人はどこにもいない。綿あめ(cotton candy)は無し、ディッピンドッツ・アイスも無しだ。スタジアム内のスナック・バーのメニューには基本的なものしか並んでいない。フライド・ポテト・カレーソース付とかチキンパイ、それにボブリル(Bovril:暖かいスープとして供される牛肉風味のブイヨン)とかだ。

セント・ジェームズ・パークのニューカッスル・スタジアムで、アウェイ・ファン区画のスナック・メニューには組合せとして1つのタイプしか無い。いろいろな風味のミートパイと8種類のアルコール飲料だ。「3コースの食事が7.80ポンド!」宣伝のボードにそう書いてある。コース1はミートパイ。コース2が味のついたウォッカ。コース3がトゥイックスバー(Twix bar:チョコバーの一種)だ。

バーミンガムのアストン・ヴィラの試合で、47歳のスティーブ・ジェームズ(Steve James)は、ビジターのチェルシー選手に汚い言葉を投げかけ続ける事ができずに休憩をとった。そして彼は、試合が午後の早い時間に始まったんで、ファンは充分飲んでくることができなかったんだと言い訳をした。

彼の話によれば。

「俺はせいぜい11杯しかビールを飲めなかった。」彼は言う。「仲間と朝8時にバーで会ったんだ。そんで、ベーコンと卵サンドを食ってサイダーを4パイント飲んだ。」サイダーはここではアルコール飲料だ。「列車にのってもう少し飲んだかな。それでここに来るまでにバーで6杯飲んできた。ハーフタイムに2杯さ。」

色々な問題を抱えていることを除けば、ジェームズは全然酔っているようには見えない。「抑制が効かなくなったり、何をしているのか判らなくなったりするのは好きじゃ無い。」彼は言った。「俺には自分の限界があるんだ。」

そいつはいったい何だい?

「さあね。」彼は言った。

ルールその6:あなたがイングランドのファンに当惑しているのと同じように。彼らも私たちに当惑しているのだ。

エバートン・ファンのグレアム・アダムズ(Graeme Adams)はサンフランシスコ・ジャイアンツの試合を見に行ったことがある。そして退屈のあまりボーとしてしまったという。ゲームのペースはあまりにも遅く、その場のほとんどの人は全ての時間を食べる事に使っているように見えた。それは睡眠発作にかかった物憂げな群衆のように感じられた。

「信じられないよ。いつ拍手するとか、いつ歓声を上げるとかを指示されるんだぜ。」彼は言った。

多くのオールドタイマーたちは、過ぎ去った古きよき時代のサッカーを惜しむ。彼らが信じるところの、より真正で、より情熱的、そしてより原始的だった時代を。それはテレビが入ってくる前の時代だ。大金持ちの外国人オーナーがサッカーチームに大金を投じる前。値段が高くなりすぎて、多くの労働者階級が試合を見る為に、仮に見に行けたとしたらの話だが、破産してしまう前の時代だ。

そして又、別の者は、あらゆるものがアメリカナイズし過ぎる危機にあると言う。

ブライトン大学のマーク・ペリマン(Mark Perryman)に言わせると、最近、F.A.カップ決勝の前にオペラ歌手が「ゴット・セイブ・ザ・クイーン」を歌うようになったのは嬉しく無いと言う。

「もしこの世に、国歌の歌詞を教えてもらう必要がまったく無い人々がいるとすれば、それはイングランド・サッカーファンだ。だけどあの歌声はあまりにも大きくて、誰も自分の歌が聞こえないんだ。」ペリマンは言った。

それに加えて、彼は言う、ハーフタイムのスクリーンではバドワイザーのコマーシャルみたいなのが流れるんだと。「なんかコンピュータ・ゲームの一種で、グラウンド上の2人の人間がそれで遊んでいるんだ。」ペリマンは言う。「あれは全く、イングランド・ファンの文化に馴染みの無いものだ。」

アメリカ文化のいくつかは、ここでは全く上手く行かないように見える。

数年前の試合をカーリンは思い返す。その試合では実験として、チアリーダーのグループが観衆を盛り上げる為に導入された。

チアガールたちはまさに観衆を盛り上げた。しかし予想したような盛り上げ方ではなかった。観衆はチアリーダーが出て行くまで「売女ども(prostitutes)」と叫んだのだ。

~~ここまで~~

次回更新は6月22日ごろになると思います。
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Author:ゾノシン
英語の勉強の為に、ニュースサイトの記事を読んでいるうちに、面白さにつられて翻訳してみようと言う無謀な事を始めました。大変なので更新は一週間に一回位になると思います。どこまで続けられるか解かりませんが。

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